SAQセミナー アジリティーとプライオメトリクス

7月10日(日)SAQセミナー2日目の講習会が行われました。

本日のテーマ「アジリティー」と「プライオメトリクス」

前回もお話ししましたが「アジリティ」=方向転換COD(Change of Direction)

方向転換やターンで要求される能力が重要になります。慣性のコントロール!!
※アメ車は走るけど、止まれない、曲がれないではいい車もコントロールできなければ意味がない。

バスケットボールは床の上で常に同じ環境だが、ラグビーは土・人工芝・天然芝といったフィールドで常に状況が違う中でプレーしなければいけない。それにあったトレーニング方法を考えなくてはいけない。

具体的にアジリティーを校正する要因は

①バランス能力
・様々な感覚器から得た情報を基に身体の位置を制御する総合的な能力
②筋パワー
・素早い方向転換テクニックを遂行するために、短時間での筋パワーの発揮
③方向転換テクニック
・減速→COD→加速
オープンステップ:3m以内の移動
クロスステップ:3m以上の移動
④コーディネーション能力
・運動を操作、調整する能力、・運動の”巧み”さ”器用さ”を司る
情報認識→伝達する神経回路→判断と命令→体での反応

順序
・バランストレーニングとコーディネーショントレーニング
・ラダートレーニング(CODの強化)
・プログラムアジリティ(クローズスキルトレーニング)
・ランダムアジリティ(オープンスキルトレーニング)

初めは①>②>③>④の比率で行っていく事が多く、最終的には①<②<③<④のなる事が望ましい。
途中②や③の比率が高い場合もある。

プライオメトリクス=爆発的パワーの発揮を改善するトレーニング
爆発的=短時間での最大の
・下肢はジャンプ系のトレーニング
正しい姿勢で過度の負荷を与えないように(必要ない)
接地時間を短くする。膝をなるべく曲げない
膝を曲げる事によって、スピードからパワーにかわってしまう。
跳ね返る力をコントロールする能力が必要になる。

※走り幅跳びの跳躍は0.12秒

走り方ひとつとっても奥が深いです。

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